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postfix と sendmail の配送テストコマンド [メールサーバー]

メールサーバを構築すると、送信したメールがどの配信エージェントでどこへ配送されるかをテストする必要が出てくる。
sendmailの場合、sendmail -bt コマンドでテストは可能だがPostfixの場合は少しやり方が変わってくる。
sendmail -bv または、sendmail -v コマンドなどで確認が可能。
その動作について簡単にまとめてみた。


■MTA が sendmailの場合 
# sendmail -bv sysadm@ex.home.xx
sysadm@ex.home.xx ... deliverable: mailer local, user sysadm

という具合に、sendmail -bt コマンドの結果をよりわかりやすく表示してくれる。
※実際には配送されない


■MTA が Postfixの場合 その1
# sendmail -bv sysadm@ex.home.xx
Mail Delivery Status Report will be mailed to .

※実際には配送されないが、実際にサーバに接続に行く。
※送信元アドレスにレポートが配送される。

結果はメールで通知したから確認してね、って事。
rootでメール送信をしているので、root宛にレポートが送信される。

実際にサーバーに接続に行くので、DNSの設定や、特に設定を変えていない限り、25/tcpで外部へ出れる環境でないと、エラーのレポートが届く。
local配送であったり、transport_mapなどで内部へのstatic配送確認であれば特に困らない。

■MTA が Postfixの場合 その2
# sendmail -v sysadm@ex.home.xx
Subject:test mail . Mail Delivery Status Report will be mailed to .

※実際に配送される。
※送信元アドレスにレポートが配送される。


多機能でsendmailに出来ないことも出来るPostfixだが、この辺はsendmailの方が便利だ。


sendmail の癖で SMTP通信の詳細を表示させるために、ついついsendmail -v を使ってしまう。^^;


メールサーバーの負荷テスト [メールサーバー]

とりあえずメモ。

Postfix  付属の 負荷試験ツール

受信側:smtp-sink  
送信側:smtp-source

smtp-sink は受信したものをすべて破棄。ブラックホールサーバ。

smtp-sourceのオプション
   -c
     配送件数を表示

   -r
     配送回数の指定

   -M
     HELO(EHLO?) コマンドのホスト名を指定

   -f
     MAIL FROM アドレス

   -t
     RCPT TO アドレス

   -S
     Subject ヘッダの指定

   -F
    メッセージ本文用のファイル指定(必須ではない)

こんな感じで実行

# smtp-source -c -f kaka@fujimi.home.jp -t kaka@yahoo.co.jp -r 10 -M mail.fujimi.home.jp -S "Test Mail" -F MessageBody.txt 10.0.1.x

ちなみにvisual C#で同じようなものを作る予定。


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